津軽弁缶バッジの新作30種が4月17日、弘前さくらまつり会場で販売される。
津軽弁缶バッジには、津軽弁に読み方と標準語訳、英語表記と背景に言葉を象徴するイラストが描かれる。今年は「じゃいご(田舎を意味する)」や「やっぱはまる(おせっかいをやくという意味)」、「どんず(尻を意味する)」といった津軽弁が30種、新作として追加された。
製造するのは雑貨の製造販売を行う田村商店。2017(平成29)年から弘前さくらまつりへの露店出店に合わせて津軽弁缶バッジの製造販売を始め、現在では色違いなどを含めると100種以上となっている。
昨年はまつりが中止となったことから新作を発表せず、代わりに「不要不急な外出自粛」を意味する津軽弁「いづだかんだあさぐな」や「密接するな」の「したらにねっぱぐな」といった感染症対策の標語を使ったバッジを作り、話題を集めた。
今年の新作について店主・田村訓さんは「毎年、なんとなく気分で選んでいる言葉で、西目屋出身の私と弘前出身のデザイナーと話し合いながら決めている。背景に描かれているイラストは秀逸で、『じゃいご』には青森県の形、『どんず』は桃といった遊び心があるので、ぜひ手にとってほしい」と笑顔を見せる。
「地域によってニュアンスや使い方などの違いがあり、指摘されることもあるが、それも含めて楽しんでもらえれば」とも。
価格は1個=300円。販売場所は、アスパム内「青森県地場セレクト」(青森市)と大鰐町地域交流センター 鰐come(大鰐町)、直売所野市里(弘前市)。新作は随時入荷する。