岩木文化センター「あそべーる」(弘前市賀田)で4月4日、「第36回弘前城ミス桜コンテスト」決勝審査が開催された。
青森県内外に弘前市のPR活動を行う女性を選ぶ同コンテスト。昨年はコロナウイルスの影響により中止したため、今回は2年ぶり令和初の開催となった。書類審査を通過した15人からミス桜グランプリ1人、ミス桜2人の計3人を決めた。
会場は無観客で出場者、審査員はマスクを着用し、例年にはない形で審査が行われた。各自1分間のPRタイムと審査員からの質問に答える時間が与えられる。英語や中国語で語ったり、特技のダンスを披露したりするエントリー者もいた。
ミス桜グランプリに輝いたのは、藤崎町在住で弘前大学3年生の山田小雪さん。大学では吹奏楽部に所属し、トロンボーンの演奏や指揮者を務めている。応募のきっかけは、母に背中を押されたことだった。山田さんは「一次審査すら不安だったが、弘前の魅力を伝えたい思いが伝わったことが何よりうれしい。国内外問わず多くの人に笑顔や元気を与えると共に、弘前の桜の魅力をどんどん伝えていきたい」と意欲を見せる。
ミス桜は佐藤あすかさんと佐々木茅(めい)さん。2人は現在会社員で、佐藤さんは仕事との両立が難しいと考えて応募を見送っていたが、上司からの勧めでエントリーしたと振り返る。「弘前は桜以外にも、おいしい食べ物やお酒、カフェや飲食店もたくさんあるので、そんな魅力も伝えていきたい」と話す。
佐々木さんは、元ミス桜だった高校時代の担任からの勧めでエントリーした。「弘前には『見る』『食べる』『体験する』がそろっている。ぜひ観光客の皆さんにも弘前ですてきな思い出を作れるように活動していきたい」と笑顔を見せる。