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弘前で「自由すぎる」書道展 今年は「鬼滅の刃」「都市伝説」テーマに

11回目の開催となる「桜風書道教室作品展」

11回目の開催となる「桜風書道教室作品展」

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 イトーヨーカドー弘前店(弘前市駅前)地下通路ヨークギャラリーで3月6日、斬新なテーマから「自由すぎる書道展」として知られる「桜風書道教室作品展」が始まった。

三浦さんが満点を出した作品「我妻善逸」

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 日本教育書道会桜風支部の三浦桜風さんが代表を務める「桜風書道教室」(藤崎町)が開く同展。「日本酒の銘柄」「武士の名刀」「北斗の拳の必殺技」などをテーマした子どもたちの作品が、ネット上では「自由すぎる」と毎年話題を集める。

 今年のテーマは、「鬼滅の刃」「ほっとけない神様」「好きなカップラーメン」「難読漢字の国名」「ドラえもんの道具」「これをせずにはいられない動物」「都市伝説」「雲」「震災10年目」。同教室に通う生徒15人の作品約300点以上を展示する。

 「鬼滅の刃」は登場人物の名前を書いた。三浦さんは同展のために全巻読破し、主役級キャラクターをメインにテーマを決め、当初は生徒に振り分けた。「見本のために漢字がとにかく難しく、初めて書く漢字も多かった」と三浦さん。なかなかテーマが決まらない生徒に希望を聞いたところ、敵キャラクターの名前も挙がったという。

 三浦さんは「生徒の一人が敵キャラの名前を挙げると、私も私もと敵キャラの名前に変更した。主人公たちと同じように敵キャラが子どもたちの心をつかんでいるようだ」と話す。「キャラの魅力や特徴が伝わるような作品になった」と自信を見せる。

 テーマは「自由すぎる」と言われるが、それぞれ毎年、漢字やカタカナ、ひらがなを組み合わせて習字として上達できるように選んでいるという三浦さん。今年は生徒に受験生が多く、出席が悪く作品制作は開催日前日までかかった。「新型コロナウイルスで暗い話題が多いが、生徒たちの作品を見て少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と笑顔を見せる。

 開催時間は9時~21時。入場無料。3月28日まで。

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