青森・平川市観光協会が現在、オンライン観光企画「みてみて平川」を展開している。
新型コロナウイルスの感染拡大で、現地を旅行することが難しくなっていることから、オンラインで観光を体験してもらおうと企画した。11月22日には盛美園(平川市猿賀石林)のガイドツアーとリンゴ農園での収穫体験をオンライン配信した。
盛美園のガイドツアーでは国指定名勝の日本庭園と洋館内を案内する様子を配信。同館の冬季閉館前となる1日限りの企画になった。
収穫体験では、「オンライン遠隔操作りんご収穫体験」と題し、今井農園(町居山元)の今井和人さんがおいしいリンゴの見分け方や生育について紹介したほか、収穫体験では収穫したいリンゴを参加者がリモートで指示をして、今井さんが収穫するといった様子を配信した。参加者の元には収穫したリンゴが後日、発送されるという。
企画した畳指謙自さんは「リモートで収穫できることがおもしろそうと、千葉・神奈川・東京から参加者がいた。実際体験した後、青森・平川に行ってみたいと、親も含めて子どもたちも答えてくれたことがうれしかった。コロナが終息した後、会いに行くきっかけになったのでは」と笑顔を見せる。
12月20日は「オンラインSERI」と題し、平川の名産品の競りを体験する。来年1月17日には「ねぷた祭り体験・ワークショップ」をオンラインで開催する。申し込みは「みてみて平川」公式サイトで受け付ける。