弘前在住のプロ雀士・遠山智子さんが9月3日、津軽塗マージャン牌を開発し先行予約を始めた。
遠山さんは現在、最高位戦日本プロ麻雀(マージャン)協会C3リーグに所属。弘前在住の遠山さんは高校卒業後上京し、2014(平成26)年に同協会プロ認定。2017(平成29)年、弘前にUターン後、地元を拠点に女子向けマージャンサークルの主宰やカルチャー教室講師を務めている。
同マージャン牌は地元漆塗り職人の舘山次郎さんとのコラボ企画。舘山さんはスノーボードやエアコンなどさまざまなものに津軽塗を施す職人で、遠山さんによると、依頼したところ二つ返事で快諾されたという。
完成したマージャン牌は、背面に津軽塗を施し、数牌(すうぱい)3種類と字牌(じはい)にそれぞれ異なる漆が塗られている。初めて手にした遠山さんは想像以上のクオリティーに感動を覚えたという。
遠山さんは「実際に使う牌ではなく、キーホルダーや観賞用として作った物。今なら牌は選べるが先着順。販売準備数がなくなり次第終了する」と話す。購入者にはストラップを付属するが、希望があれば加工なしでの販売にも対応するという。
現在自身の運営するカルチャースクール開設に向け準備を進め薦めてという遠山さん。「地元の弘前にマージャン文化を根付かせたい」と意気込む。「マージャン好きには津軽塗に興味を持ってもらい、津軽塗に興味がある人にはマージャンに興味を持ってもらうきっかけになれば」と笑顔を見せる。
価格は1個=2,000円。遠山さんのツイッターで販売予約を受け付けている。