津軽ダムで水陸両用バスの社会実験-新しい観光資源を模索

社会実験を行う水陸両用バス・チャレンジャー。昨年の実験の様子

社会実験を行う水陸両用バス・チャレンジャー。昨年の実験の様子

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 世界自然遺産「白神山地」の玄関口・西目屋村に建設中の津軽ダムで11月1日・2日、水陸両用バスを使った社会実験が行われる。

建設中の津軽ダムの全景

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 津軽ダムは既設の目屋ダムの直下流に建設している重力式コンクリートダムで、高さ97.2メートル、堤頂長は342メートル。8月29日に約76万立方メートルのコンクリート打設が完了し、今後は管理設備などの工事に移行する。完成予定は2016年。

 社会実験は、ダム完成後に新しい観光資源として水陸両用バスを活用できないかと関和典西目屋村長のアイデアから始まったといい、今回で3回目の取り組みとなる。昨年行った実験では、「子どもより大人の方が喜んでた」と津軽ダム工事事務所・調査設計課の遠藤俊彦さん。

 水陸両用バスは、全長約12メートル、車高約3.5メートルで乗車定員は37人。最大速力4.5ノット、最高速度は100キロを誇る。日本で初めて営業許可を取得した車両という。「水陸両用バスに乗車できるまたとないチャンス。見頃となった紅葉を湖面から見るのもよいのでは」と遠藤さん。「津軽ダムの完成とともに湖に沈んでしまう目屋ダムを間近で見られるのも今だけです」とも。

 同バスには窓がついていないため、なるべく暖かい服装での参加を呼び掛ける。参加無料。申し込みは津軽ダム工事事務所まで。メールによる申し込みも可。応募締め切りは10月22日。

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