つがるもり実行委員会が4月27日、クラフトフェア「津軽森・つがるもり2020」の開催を来年へ延期すると発表した。
青森県内最大規模のクラフトイベントとして岩木山桜林公園(弘前市百沢)で毎年5月下旬に開催され、全国から120人以上の手仕事作家や弘前周辺の飲食店約30店が出店する。今年は5月30日・31日に約130組の作家やショップ、飲食店27店が出店する予定だった。
同実行委員会代表の相馬仁さんは「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、消毒液設置や密集を防ぐ会場内の配置といった工夫を考え、開催を秋に変更というアイデアもあった」と話す。
今年は全国のクラフトイベントが延期や中止を発表しており、津軽森だけでも開催ができないかという思いもあったが、全国各地から人が集まることを考慮し開催延期を決めたという。
相馬さんは「すでに不参加を発表した作家や、今年のイベント出店はあきらめ、自分と向き合い創作活動に専念するといった作家もいた。前向きに考えている姿があった。来場予定のみなさまにもぜひ一年は我慢していただき、来年、元気な姿でお会いすることができれば」と話す。