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弘前のペンションが「新型コロナウイルス疎開プラン」 休校の対応策として

まだ1メートルの雪が残る岩木山ペンションワンダーランド

まだ1メートルの雪が残る岩木山ペンションワンダーランド

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 弘前のカフェ&温泉宿「岩木山ペンションワンダーランド」(弘前市常盤野黒森、TEL 0172-83-2670)が2月29日、「新型コロナウイルス疎開プラン」の販売を始めた。

岩木山ペンションワンダーランドの高田敏幸さん

 掛け流し温泉を有し、登山や自然体験などのサービスも提供する同宿。標高450メートルにあり、高さ1メートルの雪が今も残る。家族4人で経営し、店主・高田敏幸さんは「中心市街から離れて人との接触が少ない当地で、感染の危険から身を守る連泊プランを考えた」と話す。

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 高田さんによると、今年の小雪により宿泊の予約がキャンセルとなったほか、コロナウイルスの影響もありゴールデンウイークまでの予約がほとんどなくなったという。「時期も重なることから、今のムードは東日本大震災を思い出す」と高田さん。

 「震災当時、予約はすぐにキャンセルとなり、イベントは自粛ムード。宿泊業は大打撃だった。自分にやれることを考えた時、当時はマイクロバスを持っていたため、物資を集めて被災した釜石に向かった」と振り返る。

 今回のプランは、2月27日に小学校・中学校・高校などに臨時休業を要請する表明があったことから。子ども向けの自然教室や合宿などを受け入れていた経験から、休校となった子どもたちだけを受け入れようと考えたが、安全を確保できない理由などから断念。家族での受け入れに至ったという。

 高田さんは「当館はネット環境が整っているため、仕事を抱える親御さんはリモートワークできる環境にある。子どもたちは雪遊びや温泉に入ることもできる。確実な安全を保障するものではないが、低額料金に設定し、少しでも困っている人たちの力になれれば」と話す。

 基本プランは、1日3食付きで大人=7,000円、子ども=6,000円。3泊4日から受け付ける。