青森県北津軽郡板柳町で10月4日・5日、「2nd.クラフト小径2014」が開催される。
昨年開催された「クラフト小径2013」の様子。手前にはリンゴのオブジェが小川に浮かんでいる
同実行委員会の安田美代さんは青森県鰺ヶ沢町で10年続いたクラフトフェア「C-POINT」の運営に関わり、現在は陶芸作品を制作するpolepole(ポレポレ)という工房を持つ。イベントを始めたきっかけは、2011年10月に会場となる「中央アップルモール」を歩きながら思いついたという。「その日のうちに役場へ相談しに行った」と笑いながら振り返る。2年越しの準備期間を経て実現にこぎ着けた。
「中央アップルモール」は板柳町の中央にあり、全長約2.1キロの散歩道。リンゴのオブジェや、町の歴史やリンゴの情報が学べる案内板などが点在している。歩道に沿って小川が流れており、「まるで日本じゃないような雰囲気がある」と安田さんは話す。
同イベントのクラフト部門では全国から作家を公募。28都道府県から106人の陶磁器や木工、ガラスなどの作品を集めた。食部門は地元の飲食店13店が出店。主に県産食材を使ったフード類が並び、オリジナル弁当や焼き菓子などを用意する。
新企画の「こみちカフェ」は、出展した9人の作家の器を選び、カフェ・デ・ジターヌ(青森市篠田)のコーヒーマイスター・今井健さんのコーヒー(500円~)を提供する。器のイメージに合わせて豆や抽出方法を変えており、コーヒーのさまざまな楽しみ方を体験できるブースとなる。
そのほか、同町の古い街並みやご当地グルメなどを紹介する街歩きツアーを企画。40分程度の散策で、街に詳しいスタッフが2人で案内する予定だ。詳しくはホームページで確認できる。申し込みは当日、総合案内所でも受け付ける。
「他にも限定の創作菓子の販売や企画など、さまざまな催しを用意している」と安田さん。「ぜひ多くの人に来てもらいたい、板柳町の良さも知ってもらいたい」とも。
開催時間は、4日=10時~16時、5日=9時~16時。