蓬莱広場公園(弘前市土手町)で9月28日、「フランス日和~マルシェ2019」が開催される。
弘前大学の地域志向科目「地域と世界をつなぐ」の履修生が立ち上げた団体「弘前グローカル・アクション」が主催する同イベント。フランスのマルシェ(市場)の雰囲気を味わってもらおうと始まり、今年で6回目となる。
会場には弘前市内外の飲食店や雑貨店など20店が出店。店によってはフランスにちなんだ限定メニューを用意する。学生企画のフェイスペイントやフランスの神経衰弱、カードゲーム「ミルボンヌ」ワークショップ、手回しオルガン実演も行う。
交流のある近畿大学近代式フランス文化講座からは教師や学生らが参加し、11時と13時30分からトークセッションを行う。14時30分からは「日本人が知りたいフランス人の当たり前」など著署で知られる釣馨さんがインバウンドをテーマに講演を行う。
弘前大学3年生で同団体代表を務める齋藤莉帆さんは「イベントの準備や企画は本年度の授業の開始と同時に始まり、授業内でできないことは放課後や夏休みの時間を使った」と話す。
大学の外へ出て、市内の店に協賛を依頼しに行くこともあったという。「門前払いされ社会の厳しさを学ぶ機会もあったが、弘前の人たちのやさしさに触れる機会も多かった」と齋藤さん。「先輩たちの経験の積み重ねによって、年々良い形となっている。弘前の人たちからの期待も感じている」とも。
齋藤さんは「子どもから大人まで、地元住民だけでなく留学生たちも、いつもとは違った1日を一緒に楽しく過ごすことができれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時30分~16時。入場無料。