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青森の神社で「小島功展」 女カッパや弘前城の原画も

「黄桜」の女カッパで有名な小島功さんの作品

「黄桜」の女カッパで有名な小島功さんの作品

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 岩木山神社(青森県弘前市)社務所で9月3日、「小島功展~現代の浮世絵師と呼ばれた男~」が開催された。

弘前城を描いたとされる「お城めぐり」

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 漫画家・小島功さんが手掛けた原画30点、ジークレー版画30点を展示販売する同展。全国の神社を巡回し、11回目となる。青森では初開催。年内の開催は最後になるという。

 主催するコオプロ(東京都品川区)の小川丈司社長は「一般大衆に支えられた漫画家だからこそ、地域の人が集まるコミュニティである神社で開催することにした」と話す。

 小島さんは1928(昭和3)年生まれ、2015(平成27)年没。酒造メーカー「黄桜」のマスコットキャラクターである女カッパのイラストを描いたことで知られる。朝日新聞に政治漫画を連載し、代表作は「ヒゲとボイン」など。

 原画の中には昭和40年代に描かれた「週刊漫画サンデー」の表紙絵や女カッパのほか、弘前城を背景にした美人画などがある。

 小川社長は「テレビCMを家族と見て恥ずかしくなったという思い出を振り返る人や期間中に毎日通うといった人も過去の巡回展にはいた。小島氏の作品がそろうめったにない機会なので、多くの人に来てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。9月16日まで。

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