弘前のワークスペースSHIFT(弘前市百石町)で7月27日、「第3回 青森ゲームトーナメント-ストリートファイターⅤ ARCADE EDITION-」が開催された。
青森県のeスポーツコミュニティーの形成を目的に企画した同イベント。2部構成で、前半は「プロゲーマー、業界のしくみからお金の話まで eスポーツのすべてがわかる本」著者の黒川文雄さんが「eスポーツの未来」について語るセミナーとなり、後半は格闘ゲーム「ストリートファイターⅤ ARCADE EDITION」(カプコン)を競技種目としたゲームトーナメントが行われた。
県内外から約40人が参加した。セミナーでは黒川さんが「eスポーツ業界も、4年後にはどうなっているのか分からない。ゲームは趣味で娯楽。自分の好きなゲームを思いっきり楽しむことが大切」と話す。
ゲームトーナメントでは23人のエントリー者が競った。中には、自分専用のアーケードコントローラーを持ち込む出場者やキャラクターの衣装を着て参加した人もいた。
優勝したのは、敗者復活戦から勝ち上がった「box head」さん。「box head」さんは第2試合で「ダイキ」さんに1セットも奪うことなく敗退するが、敗者復活ステージからは7連勝で、ファイナルステージまで進出した。
ファイナルステージでの対戦相手は「ダイキ」さん。リベンジマッチとなった同試合は、決勝戦にふさわしい一進一退の攻防戦が続き、1戦目を3対1で勝利し、2戦目は最後までもつれるが3対2で「box head」さんが勝利。敗者復活からの優勝に、試合を見届けた場内から大きな歓声と拍手が沸き起こった。
主催したNPO「あおもりIT活用サポートセンター」代表理事の大浦雅勝さんは「8月17日にはあおもりコンピュータカレッジ(青森市荒川柴田)、9月21日には平川市で『ストリートファイターⅤ ARCADE EDITION』の大会を開催する予定。県内のeスポーツイベントは盛り上がりつつある」と話す。