ダイニング&バー「FUSION」(弘前市駅前)が4月29日、弘前バスターミナル近くにオープンした。
世界からセレクトしたワイン約70種やカクテルを提供する同店。店主の須藤泰央さんは浪岡出身で、高校卒業後に函館のスペイン料理店で働いた後、上京。銀座や渋谷のバーや飲食店を経験。2012年には日本ソムリエ協会の認定書を取得した。
須藤さんは現在32歳。20歳の時に飲んだシャトー・ラトゥールに感動を覚え、ワインの道を目指すようになったという。「ワインのラベルにはそれぞれのストーリーが描かれてあり、ワインの魅力の一つでもある。店内に設置したワインセラーからそれらを楽しんでいただければ」と須藤さん。
店舗面積は約30坪で客席数は28席。「非日常を演出した」という店内は白を基調とし、紫の間接照明が特徴。ワインセラーは700本のワインを収納できるという。
タパスメニューとして600円、700円、800円、900円と設定された一品料理は、季節に合わせて内容を変える。パスタ(1,200円~)、ピザ(1,300円~)、デザート(480円~)を用意。ドリンクはカクテル各種(550円)、グラスワイン(700円~)、ビール(550円)などを提供する。
「青森に戻ってきたからには、オリジナルブレンドのリンゴジュースやシードル造りにも挑戦していきたい」と意欲を見せる須藤さん。「店名には『融合』という意味があり、他業種や同業者たちと一緒に何かできる場をつくり、青森の魅力を国外にも発信することができれば」とも。
営業時間は18時~24時。火曜定休。