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弘前で450年続く「ろうそく祭り」 岩壁にろうそく立て豊凶占う

沢田神明宮でろうそくを立てる人たち

沢田神明宮でろうそくを立てる人たち

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 弘前市沢田地区で2月19日、450年以上続く伝統行事「沢田のろうそくまつり」が行われた。

会場内となる境内に設置されたろうそく。1000本以上は使っているという

 高さ10メートルほどの岩壁の洞穴にある「沢田神明宮」の祠(ほこら)やその参道にろうそくを立て、試験合格や五穀豊穣(ほうじょう)などを願う同祭。祭りの起源は、壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の霊を供養したのが始まりと言い伝えられている。

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 この日の弘前は、青森地方気象台の発表によると最高気温が7.6度と3月中下旬並みとなり、例年にない暖かさの中祭りが行われた。17時に会場内や参道沿いのろうそくに火がともされると、18時30分から祠へ向かうたいまつ行列が行われ、津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんらによる登山囃子(はやし)なども演奏された。

 市内外から多くの見物客が訪れ、主催するろうそく祭り実行委員会の発表によると2500人の来場があったという。弘前市街から訪れたという50代女性は「弘前に住んでいるが訪れたのは初めて。思っていた以上の幻想的な雰囲気に感動した」と話す。

 2月20日は、ろうの垂れ具合で農作物などの豊凶を占う神事を行う。

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