ウェザーニューズ(千葉県千葉市)が1月17日、弘前公園(弘前市下白銀町)の桜の開花予報を4月20日と発表した。
同社の発表は今シーズン初めて。今年の弘前公園のソメイヨシノの開花を4月20日と予報し、満開は4月26日とした。昨年の予報では、開花、満開ともに今年より1日早く19日と25日と予報したが、実際の開花は20日で、満開は23日だった。満開は2002年以来16年ぶりの最速タイで、平均より2日も早く満開を迎えた。
同園緑地課の海老名雄次さんは「12月上旬と年末の大雪の影響で枝が折れたが、影響はない。3月~4月の気温が最も影響がある」と話す。例年通り、剪定(せんてい)は2月下旬から行い、枝の無料配布は2月22日から3月22日までの間に計5回を予定している。
今年の「弘前さくらまつり」の本会期は4月20日~5月6日の17日間。昨年は「弘前観桜会」として始まった同まつりの100周年を迎え、開幕式にはアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行が行われた。
現在は弘前城本丸の石垣修理による解体工事が行われているため、今年は石垣が解体されたまま初めての「弘前さくらまつり」を迎える。