青森県は「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」が全国で44番目に低いことが10月25日、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の調査発表資料で分かった。
「青森スマートドライバー」では「スマドラ宣言」をするステッカーを配布している
JAFでは2018年8月15日~9月13日の間、青森県内2カ所の信号機のない横断歩道を通過する車両の一時停止状況を調査。結果、一時停止率は2.1%で、青森県は東京都と並び全国で44番目に低い数値となった。全国平均は8.6%で、長野県が全国1位で58.6%だった。
ドライバー同士のコミュニケーションや思いやりによって交通事故を減らそうと取り組む「青森スマートドライバー」の福井憲之さんはこの結果を受け、「もっと思いやりの運転が必要」と話す。
福井さんによると、自身が青森スマートドライバーの取り組みに参加することになったきっかけは、県外出身の学生から「横断歩道で止まってくれないドライバーが多い」と言われたことからだという。「街のイメージにもつながりかねないため、運転には譲り合う姿勢が大事ということを今後も啓発していきたい」と意欲を見せる。