青森の道の駅「いかりがせき」(平川市碇ヶ関碇石、TEL 0172-49-5020)周辺で目撃されていた2羽の白いカラスが1羽となってしまった。
6月ごろから相次いで目撃されていた白いカラスは当初、2羽いたことが珍しく話題となり、ツイッターなどでは津軽弁で「はどだべ。わも、はどだどおもう(ハトだろ。私も、ハトだと思う)」などと注目を集め、白いカラスを目的に訪れる見物客もいたという。
「現在は2羽の白いカラスが1羽の目撃情報しかなく、一緒に行動していた3羽の黒いカラスも2羽になってしまった」と話すのは道の駅の駅長・桑田直樹さん。現在目撃される白いカラスは、首部分と尾の一部が黒くなっている。「夕方になると道の駅周辺を飛び回っている姿がよく目撃される」とも。
桑田さんは「9月中旬ごろから白いカラスは1羽になってしまったようだ。いなくなってしまった方はもしかすると巣立ってしまったのかもしれない」と話す。
今年5月から碇ヶ関総合支所の地域おこし協力隊として働く川嶋慎治さんも、白いカラスをよく観察していた一人。「目立つので外敵にやられてしまったのかもしれないが、台風にも負けずにいなくならないでいたもう1羽には、このまま残ってもらいたい」と希望を明かした。