「最強毛豆決定戦2018」が9月21日、津軽屋台村かだれ横丁(弘前市百石町)で開催された。主催は青森毛豆研究会。
「毛豆」とはさやに茶色の毛が生えているのが特徴で、甘みやコクが強い青森在来の枝豆。同研究会によると、空いた農地などを利用して自家用の作物として農家を中心に育てていることが多く、青森県外に出回ることが少ないという。
今年で6回目となった同大会には過去最多となる19の団体や農家らが毛豆を出品した。審査方法は一般参加者の食べ比べによる投票審査で、予選を勝ち抜いた6種が昨年入賞の3種と合わせて決勝を行い、一番美味しい毛豆を決める。
グランプリに選ばれたのは、ふくし農園(田舎館村前田屋敷)の福士茂さん。昨年に引き続きグランプリの2連覇は、同大会が始まって以来初めて。約20年前から毛豆を栽培しているという福士さんは「収穫のタイミングが大事。この日に合わせて時期を見極めて収穫した」と話す。
受賞に関しては、「昨年グランプリを受賞した時から2連覇は狙っていた。結果発表では仲間たちの名前も発表されず、あきらめかけたが、最後の名前が呼ばれて安心した。もちろん3連覇に向けて頑張りたい」と来年への意欲も見せる。
入賞は以下の通り。金賞=青森県立五所川原農林高等学校(五所川原市一野坪)、銀賞=高杉小学校農園(弘前市高杉)、銅賞=クローバー農園・赤石敦さん(弘前市前坂赤井)。