弘前のワークスペース「SHIFT」(弘前市百石町)で8月4日、eスポーツイベントが開催される。
青森県のeスポーツ競技者の発掘や育成、スポーツとしての業界発展を目的に企画した同イベント。2部構成で、1部は「eスポーツ業界動向と市場について ~業界づくりに必要なこと~」と題した講演を行う。2部は「青森ゲームトーナメント」として、「SNK e-Sports サポートプログラム」による「THE KING OF FIGHTERS XIV」を開催する。
「eスポーツ」はエレクトロニックスポーツの略称で、コンピューターゲームによる対戦をスポーツ競技とする際の名称。同イベントを主催するあおもりIT活用サポートセンターの大浦雅勝さんによると、競技人口は世界で1億人以上といい、2019年秋開催の「いきいき茨城ゆめ国体(第74回国民体育大会)」ではサッカーゲーム「ウイニングイレブン」をeスポーツ種目として、都道府県対抗戦を行う予定。
講演では、大阪デジタルコンテンツビジネス創出協議会の足立靖さんとKADOKAWAの小島創さんが登壇する。足立さんは「サムライスピリッツ・シリーズ」「星のカービィシリーズ」などのゲーム制作に携わり、現在はオリジナルのアニメーションやゲームプロジェクトを企画。小島さんはKADOKAWAに所属し、テレビゲーム総合情報誌「週刊ファミ通編集部」やウェブゲームメディア「電撃オンライン編集部」などに在籍したキャリアを持つ。
2部の「青森ゲームトーナメント」では、予選ブロックと決勝戦で競技を行う。参加費は500円、要事前申し込み。
大浦さんは「将来の五輪種目ともいわれているeスポーツ。競技者の発掘や、青森ではまだ浸透していないeスポーツの市場動向や可能性について話し合う場になれば」と話す。
開催時間は1部=13時~15時、2部=15時~17時30分。入場無料。