イトーヨーカドー弘前店(弘前市駅前)地下通路ヨークギャラリーで3月11日、「自由すぎる」とネット上で話題を集める「桜風書道教室作品展」が始まった。
北斗百裂拳などの「北斗の拳」に登場する必殺技をテーマにした作品
「日本教育書道会」桜風書道教室(藤崎町)に通う子どもたち21人の作品を展示する同展。同教室の三浦桜風さんが「子どもたちに楽しく、遊び感覚で筆を持ってもらいたい」と4年前から遊び心があるテーマで始めた。
これまで、「日本酒の銘柄」「武士の名刀」「好きな有名人」「深海生物」などユニークなテーマを設定している。今年のテーマは、漫画「北斗の拳」に登場する必殺技、全国の名城、感謝の字手紙、恐竜、残念な体の生き物など。展示数は約350点で過去最大規模という。
三浦さんは「筆で書くとかっこよく見え、子どもたちが書くには意外性のあるテーマを毎年選んでいる。『北斗の拳』は、子どもたちは知らない世代だが、親世代が喜ぶと思い設定してみた。漢字の間違いなどが最後に発覚するなど、苦労もあった」と振り返る。
足を止めてカメラを向けていた弘前在住の30代女性は「バラエティーに富んでいて、こんなに楽しめる書道展は初めてかもしれない」と笑顔を見せる。
開催時間は9時~21時。入場無料。3月31日まで。