2016年で最大の大きさとなる満月「スーパームーン」が11月14日、晴天に恵まれた弘前市内ではっきりと確認できた。
国立天文台によると、同日は2016年で月が最も地球に近づく日となり、見える満月は今年最小の満月と比べると面積で約30%大きく見えるという。満月としては68年ぶりの接近となり、次に同大きさになるのは18年後の2034年11月26日になる。
低気圧の影響により全国的に雲で覆われた同日だが、弘前は秋晴れとなり、終日雲一つない晴天となった。月の出となった16時28分からは、各地でカメラを構える姿が見られた。
岩木山麓にあるゆとりの駐車帯(弘前市新岡)でスーパームーンの月の出とともに撮影をしていたみちのく天文同好会の坂本隆会長は「この後、いったん家に戻り、最も接近する20時21分と最も満月になる22時52分の2回、撮影をしに行きます」と笑顔を見せる。