弘前大学の学生団体「Hiromaru」が12月8日、フリーペーパー「h」の10号目を発行させた。
地方の学生でも編集やデザインといった活動ができるチャンスはあると2011年に学生たちだけで立ち上げた「Hiromaru」。主な活動として学生向けのフリーペーパー「h」を発行しており、企画から取材、編集まですべて学生が行い、毎回テーマを変えて年に2回のペースで発行している。
今回のテーマは「あったまる」。ホットドリンクやクリスマスケーキの特集など12月に合わせた企画のほか、「あたたまるもの」をテーマにしたコラムや学生が寒い夜を温かく過ごすためにどのようなパジャマを着るのかといった企画などを掲載。代表の弘前大学人文学部2年の森美貴さんは「コラムを読んでくすっとしたり、お店の記事を読んで行きたいなと思ったり、『h』を読んで共感することで温かくなってほしい」と話す。
同冊子を作るに当たっては、学生自身が営業活動も行っている。「お金を出してもいいと思ってもらえるようなものにしないと、次につながっていかない。発行したからおしまいではない」と森さん。でき上がったばかりの冊子を手に取り「取材に協力してくれた人たちに一番に読んでもらいたい」と笑顔を見せる。
同冊子は弘前大学内、取材協力店舗、市役所、まちなか情報センターなどに設置する予定。