青森・弘前を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」(講談社)の第5巻が11月9日、発売される。
横浜から青森に引っ越した15歳の魔女・木幡真琴が、居候先の親せきたちと過ごす日常を描いた同作。「別冊少年マガジン」(講談社)で連載し、今春には日本テレビ系列でアニメ化。今年の弘前ねぷたでは、同作をモチーフにした山車のねぷたコンテストも行われた。
5巻では、魔女の生活や主人公たちの成長が見られるという。弘前に在住しながら同作を執筆する作者の石塚千尋さんは「弘前の季節が移り変わっていく様子を描くことができた。ストーリーだけでなく、そういったところも楽しんでいただけるとうれしい」とコメント。
表紙は、主人公の同級生・石渡なおが自宅のモデルとなっている石場家住宅(弘前市亀甲町)を背景にたたずむイラストとなる。編集者の川窪慎太郎さんは「石塚さんは木造の雰囲気が好きで絵で表現したいと思い、できあがった」と明かす。
紀伊國屋書店弘前店(土手町)では11月10日から店内に特設会場を設け、表紙イラストなどのカラー複製原画を5点、5巻の冒頭10ページの複製原画を展示する。12月11日まで。
価格は463円。