弘前で8月1日から開催される「弘前ねぷたまつり」に、アニメ「ふらいんぐうぃっち」のコラボねぷたが登場する。
ふらいんぐうぃっちに主人公・小幡真琴が描かれた弘前ねぷたのコラボポスター
「弘前ねぷた」は「青森ねぶた」と共に重要無形民俗文化財に指定された夏祭りで、毎年80以上の団体が参加する。各団体は、それぞれが製作した「扇ねぷた」と呼ばれる扇型の山車や立体的に組み立てられた人形型の「組ねぷた」を引きながら市内を練り歩き、ねぷた囃子(ばやし)にのせて「ヤーヤドー」と掛け声をかけながら、地元住民らの手によって運行される。
アニメ「ふらいんぐうぃっち」は弘前を舞台にした魔女たちの日常を描くフィクション作品で、今年4月~6月に青森放送を含む日本テレビ系列などで放送した。原作は「別冊少年マガジン」(講談社)で連載中の同名漫画。
コラボねぷたは同アニメに登場するキャラクターをモチーフにした「キャラクターねぷた」を各団体が製作し、1日と2日の夜間運行の時に披露する。「今年の弘前ねぷたは81団体が参加する中、現在のところ15団体がエントリーしている。当日までには2、3団体は増えるかもしれない」と弘前観光コンベンション協会の白戸大吾さん。
1日の運行には同アニメの主人公・小幡真琴役を演じた声優の篠田みなみさんと主人公の友人・石渡なお役の声優・三上枝織さんが登場し、市役所ねぷた団体に参加する。三上さんは青森県出身で、自身の公式ツイッターによると、ねぷた時期に帰省するのは初めてだという。
運行後のキャラクターねぷたは、弘前市まちなか情報センター(土手町)1階で開催する「ふらいんぐうぃっち設定画展」で展示を予定している。設定画展は7月29日~8月30日。
白戸さんは「ねぷた期間や夏休みを利用して聖地巡礼に訪れる観光客が増えると見込んでいる。8月1日には舞台巡りマップをアニメイラストに刷新するほか、コラボ商品もさらに準備を予定している」と意欲を見せる。
運行は19時から。弘前ねぷたまつりは8月7日まで。