めん房たけや(弘前市稔町)で10月24日、8ミリフィルムの上映会「ホームムービーの日(HMD)」が開催される。
子どもの成長記録や祭り、地域や家庭に眠るフィルムを内容問わず持ち寄って上映する国際的な同イベント。今年も世界21か国84会場で開催。弘前エリアでは2006年より毎年行われ、今年で10年目を迎える。
主催する「HMD弘前」代表の竹森朝子さんは同市で働きながらフィルムの発掘や上映、預かったフィルムの状態を確認し、保存を訴える活動を行っている。「フィルムは過去のものとして押し入れなどにしまわれていることが多く、映写機が壊れて見られないという人もいる」と話す。
過去10年間には、三沢市や秋田県大館市での開催や青森県立郷土館(青森市)で行われたイベントへの協力のほか、サイレント映画ピアニスト・柳下美恵さんを招いたこともあった。今年はコダック社、富士写真フイルム社がスーパー8、シングル8発売してから50年の節目となることを祝うイベント「GS8D(Global Super8 Day 2015)」を併催。世界10会場をスカイプで中継し、あいさつを交わすという。
先月27日に秋田県大館市の映画館・御成座で地元映画サークル・絵夢人倶楽部と共催したイベントで上映したフィルムや、自主製作映画の上映も行う。当日はフィルムの持ち込みも可能で、上映にも対応するという。竹森さんは「映像を見ながら場所や時間を特定したりする会話が生まれることが上映会の特徴。出入り自由なので気軽に足を運んでほしい」と参加を呼び掛けた。
上映時間は18時30分~20時。フィルムの持ち込み受け付けは15時30分~17時30分。入場無料。