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青森・黒石に蔵を改装した新カフェ 店長はマレーシア出身

江戸時代に建てられたという蔵を改装してオープンした十文字カフェ

江戸時代に建てられたという蔵を改装してオープンした十文字カフェ

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 青森県黒石市のこみせ通り近くにアジアンテイストカフェ「十文字カフェ」(黒石市中町、TEL 0172-55-6782)が9月19日、オープンした。

十文字カフェ入口に立つ横町十文字まちそだて会のメンバーたち。中央がリーさん

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 7月にオープンした観光・交流施設「松の湯交流館」の隣接していた蔵を改装した同店。運営するNPO法人横町十文字まちそだて会は黒石らしいまちづくりを目的とした団体で、まち歩きツアーを実施したり、食のプロモーション活動などを行ったりしている。同会の端田裕花さんは「黒石市の中心市街で休める場所をつくりたかった」と話す。

 店長のLee Nyok Peng(リー ニョクペン)さんは中華系マレーシア人で、18歳のときにマレーシアから日本へ留学。同市出身の夫と出会い、13年前に黒石へ移住した。国際交流会や通訳などの仕事をする傍ら、同市好きが高じて同会の発足メンバーの一人となる。「マレーシアには四季がないため雪に憧れがあった。黒石の四季ははっきりしていて、ここに住む人たちが魅力的」と話す。

 同会でカフェを始めることが決まり、リーさんが店長を勤めることになったが、不安はあったと振り返る。「一人ではなく、みんなで助け合ってやっているからできている」とリーさん。オープンして1カ月がたってすでにリピーターがおり、メニューを一つずつ注文してくれる人がいると話す。黒石産の高原野菜などの販売も行い、「地元の食材やマレーシアのメニューを増やしたり、イベントなどを仕掛けたりしていきたい」と話す。

 店舗面積は13.5坪。座席数は16席。メニューはココナツチキンスープカレー、「海南鶏飯」マレーシアチキンライス、まぜ麺(各650円)、ランチセットメニュー(950円)。ドリンクメニューはコーヒー、ココア、「山口さん家のリンゴジュース」、タピオカミルクティー(以上350円)や焼き菓子を追加したスイーツセット(500円)などを提供する。

 営業時間は11時~16時。月曜定休。

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