ラーメン店「たけ屋」(五所川原市小曲豊里、TEL 0173-34-8018)が2月6日、1年半ぶりに営業を再開した。
白みそベースのみそラーメンが人気メニューの同店は、店主の相馬武士さんが急性骨髄性白血病を発症したため、2024年9月1日から休業していた。相馬さんは「(病気が)発覚した8月29日のことは今でも忘れられない。すぐに入院しなければならない状況になり、店もすぐに休業した」と振り返る。
相馬さんによると、骨髄移植による治療が可能だったため入院し昨年4月には退院できたが、退院後も闘病生活は続いた。妻の千賀子さんは「白血病は血液のがんとも呼ばれるため、移植後5年経つまでは寛解(かんかい)したとは言えない。本人は手術のことをあまり話さないが、大変だったと聞いている。家族にこんなつらいことはさせたくないと語ったことがあった」と話す。
営業再開は昨年12月ころに決めた。店は必ず再開させるという思いが相馬さんにはあった。営業再開の告知は店入り口の張り紙だけ。SNSやホームページを持たない同店だが、張り紙を見た客たちがSNSでシェアしてくれたという。再開に当たり、営業時間の短縮と注文を先払い制に変更。相馬さんは「オペレーションを見直し、効率をよくした。将来的には夫婦でのんびりやりたい」と話す。
営業再開初日。待ちわびる客の行列ができ、相馬さんによると平日でも連日、週末並みの集客で、中には営業開始の2時間前から並ぶ人もいたという。「新規オープンではないのに、たくさんの祝い花をいただき、本当にありがたい」と相馬さん。15キロ痩せた姿に見間違える人もいるが、「おかえり」と声をかける人もいる。
現在55歳の相馬さん。病気を通じて仕事への取り組み方に変化があった。相馬さんは「以前なら無理をしてでも仕事をしようと考えていたが、無理をせずに仕事をしたい。ラーメン店は天職だと思っているので、ずっと続けたい」と話す。
営業時間は11時~15時15分。水曜・木曜定休。