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弘前で東京出身15歳が単身、津軽笛の修行-住み込みで励む

ねぷた村職員でもある佐藤ぶん太、さん(右)と共演する横須賀梨樹さん(左)

ねぷた村職員でもある佐藤ぶん太、さん(右)と共演する横須賀梨樹さん(左)

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 東京都世田谷区在住で横須賀梨樹(りき)さんが3月28日、津軽笛奏者の「佐藤ぶん太、」さんの下で1週間の修行を始めた。

15歳で津軽笛や和太鼓を演奏する横須賀梨樹さん。「かっこいい」という声も

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 横須賀さんは現在15歳。盆踊り大会などで和太鼓をたたく父の影響を受け、3歳から和太鼓を始めたという。昨年11月には和太鼓集団「鼓童(こどう)」元メンバーの林田ひろゆきさんが指導する和太鼓集団「Super Taiko Boys(スーパー太鼓ボーイズ)」の一員としてプロデビュー。佐藤さんとの出会いは2013年のフランスツアーに同行したのがきっかけだった。

 同年のお山参詣で初めて弘前を訪れ、佐藤さんと一緒に岩木山へ登った横須賀さん。登山・下山囃子(ばやし)に触れ、「笛の世界にハマってしまった。練習すればするほど面白い」と話す。修行は2013年年末に続いて2度目だが、昨年末は高校受験を控えていたため保留になっていたという。「無事志望校に入学できた」と笑顔の横須賀さん。晴れて春休みを満喫することができるようになったため、佐藤さんの下、住み込みで修行に励むことになった。

 「今年の青森県下登山囃子奉納本大会に参加させたい」と話す佐藤さん。同大会は囃子の祭典とも呼ばれ、津軽エリアの囃子手の一番を決める。「もし参加した場合、関東から初の出場になるのでは」とも。

 1週間修行の中では笛の練習だけでなく、佐藤さんの付き人もこなす。修行初日となった同日、ビーチにしめや(中津軽郡西目屋村)で開催された「白神キャンドルナイトin目屋」に出演。佐藤さんと共にオリジナル曲や登山ばやしを共演し、歓声が上がる場面や観客が踊り出す一幕もあった。

 4月からは和太鼓部があることで有名な東京都内にある深沢高校への入学が決まり、和太鼓を続ける一方で「笛を続けていきたい」と話す横須賀さん。「日本の音楽を世界に発信できる、世界でも通用するような人間になりたい」と意気込みを見せる。

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