弘前公園で「雪吊(つ)り」「雪囲い」の設置が12月3日、始まった。
弘前公園では、雪の重みや冬の寒さから樹皮や枝を守るため、樹木の雪囲いや雪つりを行っている。頭飾りは雪つりの上部先端に設置するもので、縄でさまざまな形を題材にして職員らが手作りする。今年は園内に雪つりは42基設置し、頭飾りの題材は35種類。
市公園緑地課の橋場真紀子さんによると、設置作業は37人の職員が行い、頭飾りの製作は職員に任せているという。昔の頭飾りは「王冠」と呼ばれるシンプルなものしかなかったが、近年は、職員たちがさまざま形を作るようになった。頭飾りを写真に撮って楽しむ来園者やSNSでの投稿も増えている。
「えとや正月の縁起物、時事ネタなどがテーマになっている。中には何かをモチーフにした頭飾りもあり、何を題材にしているのか考える楽しみ方もあるのでは」と橋場さん。「冬ならではの弘前公園を目で楽しみながら、散策してほしい」とも。
雪囲い、雪つりの設置完了は今週中を予定している。