日本料理店「この花」(弘前市土手町、TEL 0172-30-9051)が11月1日、上土手町にオープンする。
2023年4月に閉業したホテルニューキャッスルにあった「居酒屋この花」の店主・山口寿成さんが開業する同店。日本料理の一品料理を提供する。寿成さんが妻・沙織さんと一緒に店を切り盛りする。
料理好きだった寿成さんは高校卒業後、ホテルニューキャッスルに就職し、「この花」で働く。10年ほど転職して県外に行ったこともあったが、飲食業は続け、「この花」の料理長から声をかけられたことで、弘前に戻り、「この花」を引き継いだ。沙織さんとは「この花」で職場が一緒だったことから出会い、結婚している。
ホテルニューキャッスルが閉業した後は、県内宿泊施設の料理長を務めたが、自分の店を持ちたいと考えるようになった山口さん。「自分一人では独立に踏み出すことができていなかったところ、背中を押してくれた人がいた。まわりの助けがあり、自分の店を持つことができた」と感謝する。
メニューは、「いか切込」(450円)、青森サーモン西京焼(1,000円)、「りんごと帆立(ほたて)サラダ」(800円)などの一品料理。この花で看板メニューだった「桜そば」(600円)も用意。ドリンクは、ビール(700円)、津軽ワイン(1,800円~)、亀吉や八仙(1,300円~)などの地酒を用意。すべて瓶で提供する。予約受け付けは2日前まで。
自分の店に持ち、理想としている料理やサービスを提供できるようになったと寿成さん。「一期一会が店のコンセプト。料理を通じてできるご縁を大切にする店にしたい」と話す。
営業時間は17時30分~22時。日曜、第2・4月曜定休。