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弘前のカフェ「ブルーエイト」営業再開 3代目店主はUターンした20代

ブルーエイト3代目店主・鈴木汰一さん

ブルーエイト3代目店主・鈴木汰一さん

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 カフェ「ブルーエイト」(弘前市土手町)が10月21日、リニューアルして営業を再開した。

新メニューのハンバーグ

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 40年以上続き、地元民に学生時代の思い出の場所として親しまれている同店。2代目店主による営業が9月30日に営業を終えた後、リニューアル期間を経て、27歳の鈴木汰一さんが3代目店主として再開した。「受け継いだブルーエイトの歴史は残しつつ、新しいことに挑戦していきたい」と鈴木さん。

 鈴木さんは東京の服飾専門学校を卒業後、飲食店などで働いていたが、地元の弘前に昨年Uターンした。ブルーエイト閉店を知り、自分が継ぎたいと思ったという。鈴木さんは「漠然と自分の店を持ちたいという夢はあったが、やりたいと決めた自分に驚いている。若いからできる勢いもあったかもしれない」と笑顔を見せる。

 店内は全面クリーニングし、壁や階段の床は塗り直した。椅子は背もたれ部分を張り替えるなど修理。「店の雰囲気は残しつつ、清潔感を大事にした」と鈴木さん。店舗面積は25坪。席数は34席。

 看板メニューだったパフェは踏襲し、「ブルーエイトパフェ」(850円)として提供。ストロベリーやチョコなどのフレーバーが6種類ある。コーヒーゼリーパフェ「サタン」やヨーグルトなどが入った「白雪姫」(以上900円)も引き続き用意する。オムライス、スパゲティ、カレーライス(以上1,000円~)などの定番メニューも残し、鈴木さんの前職の経験を生かしたハンバーグ(テリヤキ=1,100円~、テリマヨ=1,200円~)を加えた。

 新たに夜営業を始めた。ハイボールやタコハイ(以上600円)、瓶ビール(650円)などのアルコールメニューを用意する。「営業時間は模索中。夜の土手町を盛り上げたい」と鈴木さん。

 「ブルーエイトの歴史の重さを実感しているが、今の時代に合わせて進化していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~22時。月曜定休。

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