ゴールデンウイークの観光客数で毎年ベスト3に入る「弘前さくらまつり」が4月23日、開幕した。今年も全国から200万人以上の観光客が見込まれている。
天守閣をバックにほほ笑む2014年ミス桜グランプリ・佐藤あゆみさんとミス桜・斉藤若菜さんと工藤彩華さん
開幕式は弘前公園二の丸下乗橋付近で10時から行われた。葛西憲之弘前市長は「弘前の桜が日本一なのは、日本一のリンゴで培った剪定(せんてい)技術を使っているから。本年度からは樹木医たちに『チーム桜守』を結成させ、後世までその技術を継承させていきたい」と述べ、さくらまつりの開幕を宣言した。
会場には、本年度のミス桜グランプリや弘前市マスコットキャラクターのたか丸くんも姿を見せた。開幕式終了後には、恒例の津軽どだればち(盆踊り唄)が演じられた。演奏は三味線奏者・渋谷和生さんを中心とした和三絃会が行った。
桜の満開予報は今月28日。2,600本の桜が咲き誇り、園内は美しいピンク色に包まれる。特に今年は、会期終了後に天守閣石垣の改修工事が始まる。朱塗りの橋の上で桜と城をバックに記念写真を撮れる機会は以後約10年訪れないため、貴重なさくらまつりとなる。
5月6日まで。