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弘前市が公共施設一時休業へ クマの出没件数、前年比2倍で

使用禁止の看板が設置された桜林公園

使用禁止の看板が設置された桜林公園

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 弘前市が8月27日、「弥生いこいの広場」「大森勝山遺跡」など公共施設の一時休業を決めた。

商業施設などがある国道102号線付近でもクマが目撃された

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 青森県の発表によると、8月24日までのクマの出没件数は1235件と昨年に比べ2倍となった。クマの目撃情報が相次ぐ弘前では8月24日、クマによる人身被害が発生したほか、8月27日は商業施設などがある弘前市福田巻屋の国道102号線近くで目撃情報があった。

 弘前市では8月27日から、「大森勝山遺跡」(大森勝山)、桜林公園(百沢東岩木山)の無料キャンプ場を使用禁止にした。弘南鉄道石川駅、岩木山神社周辺にある東北自然歩道6カ所ではクマ出没注意を呼びかける。

 9月1日からは動物広場などがあるレクリレーション施設「弥生いこいの広場」が今季営業を終了すると弘前市が発表。岩木山弥生登山道も閉鎖する。9月の弘前は郊外でのイベントが多く、9月20日~22日は国指定重要無形民俗文化財の岩木山を集団で登拝する「お山参詣」があることから、現在のようなクマが多発する状況では今年の開催を心配する声があった。

 SNSやLINEなどを通じ、クマの出没情報を発信している弘前市では、新たにクマを目撃した際は市役所農村整備課(TEL 0172-40-4155)か警察に情報を提供してほしいと呼びかける。

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