
俳優の市原隼人さんが6月12日、青森・田舎館(いなかだて)村の田んぼアートの田植えに挑戦した。
市原さんの田植えは、映画「おいしい給食 炎の修学旅行」(10月24日公開)と田舎館村の田んぼアートとのコラボ企画。今年の題材を同作品にしたことから、主演した市原さんの田植えが実現。市原さんのほか、映画プロデューサーの岩淵規さん、綾部真弥監督も駆けつけ、地元の高校生たち約240人と一緒に田植えを行った。
同村の田んぼアートは毎年2会場で開催する。同映画を題材にした第2田んぼアート会場は、横150メートル、縦70メートルの広さがあり、描かれるのはリンゴを持った市原さんが演じる主人公・甘利田幸男のほか、牛乳やせんべい汁など。第1田んぼアート会場は「田舎館村70年のキセキ」と題して、過去に題材にした「風と共に去りぬ」や「ローマの休日」などを描く。
田植えは初めてだったという市原さんは、ぬかるみに足を取られるようなことはなく、手際よく苗を植えていった。「段々(田植えが)気持ち良くなっていった」などと話しながら、高校生が終わった後も田植えを続ける姿があった。
市原さんは「『おいしい給食』が田んぼアートの題材になったと知り、うれしくて田植えに参加した。どの世代でも楽しめる映画と共に田んぼアートも見に来てほしい」と呼びかける。
第2田んぼアートの観覧期間は6月14日~10月13日。観覧料は、大人(中学生以上)=300円、小学生=100円、小学生未満無料。