
イベントスペース「ニューテアトル弘前」(弘前市桶屋町)が4月29日、グランドオープンする。
場所は昨年3月に廃業した成人映画館「テアトル弘前」跡。テアトル弘前の劇場部分156平方メートルに、プロジェクターや音響設備、舞台照明などを備える。利用料は、営利目的の場合は5時間=5万5,000円、非営利の場合は2時間=5,500円。有人窓口だったスペースはカフェバー「アトレ座」として今月10日に先行オープンした。
グランドオープン初日はオープンイベント「消えない記憶。甦(よみがえ)るスクリーン。」を開催。1部は映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の上映、2部はりんご娘のライブ・ビューイング、津軽三味線演奏などを行い、同スペースの使い方を提案できる場にする。開催時間は12時30分~17時30分。料金は、各部=1,500円、1部2部共通=2,500円。
同スペースが入居するスナックビル「グランパラス2号館」を所有する不動産業「キンキエステート」(大阪市)は、取得した遊休地や未稼働物件にリノベーションやリフォームを施し物件価値を高める事業を行っている。グランパレス1号館ではスナック跡地を宿泊施設に改装し、2号館では学生企業家向けのオフィスやレンタルスタジオなどにも改装している。
同社の野村昇平さんは「地元の人たちと一緒に新しい不動産業の形を模索していきたい」と話す。