2026年卒業予定の学生を対象にした「逆求人」就活イベントが1月17日、弘前商工会議所会館(弘前市上鞘師町)で開かれる。主催は「アンカリンク」。
アンカリンクは企業側が学生を直接スカウトできる「逆求人システム」で、青森県の企業と県内での就職を志望する学生をマッチングすることに特化した就職・採用サイト。2025年1月現在で約80社の県内企業が登録している。同社がオフラインでの対面型イベントを開くのは初めて。当日は、弘前と大鰐の5社が参加する。
イベントは、学生が事前登録した情報を基に、参加企業のいずれかが参加者をスカウトした場合、スカウトを受けた企業と希望するもう1社合わせて2社の説明会や担当者との面談に参加できるようにしている。スカウトを受けた学生に「承認」「辞退」以外の選択肢として「第二志望としてオファーを受ける」という制度を持つアンカリンクのサービスについて周知を図る狙いもあるという。
同社社長の安部真之介さんは「就活生にとっては、逆求人がきっかけで早期に内定を得られる可能性がある。自分に合った選択肢が検討できる機会を提供したい」と話す。
後援する弘前商工会議所の経営二課課長・三上浩平さんは「会議所の会員企業からも大卒者受け入れの難しさを嘆く声が聞かれる。今回のイベントが地元企業の人手不足解消の起爆剤になれば」と期待を寄せる。
開催時間は17時30分~20時。参加費は無料。応募締め切りは1月14日。