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弘前の酒造会社がボランティアスタッフ募集 日本酒「杜來」をPR

(右から)六花酒造の北村裕志社長、高坂雄太郎執行役員・経営企画室長、石山紗希さん

(右から)六花酒造の北村裕志社長、高坂雄太郎執行役員・経営企画室長、石山紗希さん

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 日本酒メーカー「六花酒造」(弘前市宮地川添、TEL 0172-88-7280)が現在、同社のブランド「杜來(とらい)」をPRするボランティアスタッフを募集している。

杜來のラインアップ

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 300年を超える歴史を持つ老舗酒蔵で、代表銘柄「じょっぱり」が広く知られた。以前は工場で大規模製造する醸造酒を主力にしてきたが、時代や消費スタイルの変化を受けて純米酒を軸にした少量・高品質の酒造りに転換。酒蔵を2023年、日本百名山に数えられる岩木山のふもとへ移転し、主力銘柄を「杜來」に刷新した。

 昨年9月の新ブランド立ち上げから1年が経過。同社によると、県内では徐々に杜來の名が浸透してきたものの依然としてじょっぱりの知名度には勝てず、県外ではじょっぱりを知らないという人も少なくないという。弘前市の「弘前でつながる関係人口創出事業」を活用し、弘前や地酒に関心があり、ブランディングのノウハウを持つ人材を募る。同事業は2022年度からスタートし、昨年度までに7社が活用。本年度は六花酒造が1社目となる。

 業務は基本的にリモートで行う。知識・技能の無償提供によるボランティア活動となるため金銭報酬はないが、毎月4本、希望する「杜來」商品を進呈する。募集人数は1人、エントリー締め切りは9月12日。

 同社社長の北村裕志さんは「当社の新しい経営を進める上で、SNSなどを使った専門家やインフルエンサーによる情報発信が重要とみている。応募してほしい」と話す。人材募集の担当者の石山紗希さんは「地元企業は中小規模がほとんどで、情報発信を専門に担うような人材はごく少ない。『外の力』を使って困りごとを解決していけたら」と話す。

 申し込みは「ふるさと兼業」ウェブサイトで受け付ける。

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