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弘前市城東にフクロウカフェが東北初出店-初日は開店前から行列

「ふくろうの城」店内。カフェスペースとフクロウの飼育スペースは分離しているため、衛生管理は徹底している

「ふくろうの城」店内。カフェスペースとフクロウの飼育スペースは分離しているため、衛生管理は徹底している

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 JR弘前駅城東口近くに「ふくろうの城」(弘前市城東)が2月1日、オープンした。

ウサギフクロウの「茶々」、メンフクロウの「源氏パイ」と「りんご」。茶々と源氏パイはいつも寄り添っているという

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 フクロウを見たり触れたりしながらカフェを楽しむことができる同店。東京を中心に開店が相次ぎ、「フクロウカフェ」として近年話題を呼んでいる。フクロウカフェの出店は東北では初めて。オープン初日となった2月1日には開店前から40人ほどの行列ができ、「営業時間を前倒しして開店させた」とオーナーの八戸エリ子さんは話す。

 「フクロウは他の鳥類や哺乳類を捕食するような生き物であるが、人工ふ化されたフクロウはおとなしく人になつきやすい。頭をなでてあげると、笑っているような表情をする」と魅力を語る八戸さん。八戸さん自身がフクロウにはまった一人で、同店を始めたきっかけは「フクロウをたくさん飼いたい」という思いからだったと笑う。

 昨年5月にフクロウを飼い始め、2カ月後には同店の開店準備を始めた。東京に何度も足を運び、専門家からフクロウの生態を学んだという。犬やフェレットといった動物を飼った経験はあったが、「フクロウの飼育は想像以上に大変。全てが勉強だった」と振り返る。

 敷地面積は37坪で、席数は24席。カフェスペースとフクロウの飼育スペースは分かれており、ガラス越しにフクロウの観賞のみを楽しむこともできる。現在、同店には7種類計10羽のフクロウが在籍。中には生後1カ月ほどの貴重なヒナもいる。「3~4カ月で成鳥するフクロウのヒナは動物園でも見る機会がほとんどないのでは」と八戸さん。「フクロウを通して家族のコミュニケーションのきっかけになるようなお店にしたい」と思いを語る。

 料金はワンドリンク付きで1時間1000円(小学生以下=500円)。持参したカメラやスマートフォンによる写真撮影(フラッシュ不可)や餌やりも料金に含まれる。フクロウの触り方やコミュニケーションの取り方などはスタッフがフォローする。10分間隔でフクロウを休憩させるため、指示に従う必要もある。フクロウをモチーフにしたフードメニューやアルコール類も用意。グッズや同店にいるフクロウの販売も行っている(応相談)。

 営業時間は11時~20時。

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