弘前市が現在、地域の協力活動を行う「地域おこし協力隊」の隊員を募集している。
リンゴ農家が愛用する軽トラックの屋根を取り除いたオープンカー、通称「バゲ」。告知に使われた
総務省の事業の一環として推進する「地域おこし協力隊」は、都市部から地方に移り住み、その地域の活性化のために活動する人を受け入れるもの。今回の募集では、弘前市の農村地域である相馬地区に限定し、活動する隊員を2人募集する。
2006年に合併した相馬地区は同市南西部に位置し、約100平方キロメートル(東京ドーム約2250個分の広さ)に92%の農林地を持つエリア。人口約3800人のうち農業就業人口は約35%。りんごを中心とした農業が盛んな地域で、「飛馬りんご」といったブランドのリンゴを主に出荷している。
農林部農業政策課の担当者は「農業に関する仕事がメーンとなる予定だが、その人の特性に合わせた業務内容になる。地域の広報活動や地域資源の掘り起こしなども行ってほしい」と話す。「同地域にある民家を住宅として準備するほか、活動用の公用車も用意する。待遇面も充実している」とも。
申し込みは1月31日まで。