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青森県大鰐町の産直店リニューアル-りんご木箱300個をディスプレーに活用

メルカートで使用されるりんご木箱の材料はスギ。スギは青森県でも多く採れる木材であるため、購入価格も安定しているという

メルカートで使用されるりんご木箱の材料はスギ。スギは青森県でも多く採れる木材であるため、購入価格も安定しているという

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 青森県大鰐町の産直売店「メルカート」(青森県南津軽郡大鰐町、TEL 0172-47-8831)が10月17日、リニューアルオープンした。300個以上のりんごの木箱が商品を飾るディスプレーとして使用されている。

リニューアルオープン前日には、約10人のスタッフに加えて2人の大工職人も協力。その場で木箱を組み合わせて大きな箱を作るといった作業を行った

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 地域交流センター「鰐come」(ワニカム)に店舗を構える同店。店名はイタリア語で「産直」「地場産」を意味する。リニューアルは開店以来初めて。「りんごの産地の強みを生かし安価で大量に手に入るりんごの木箱をディスプレーとして活用した」と話すのは、同センター副理事長の相馬康穫さん。

 りんごの木箱は、青森県の農家がりんごの収穫時に使用するもので、材木としてはスギやパインの木が用いられている。大量のりんごを収容できるよう頑丈に作られているため使い勝手がよく、近年ではインテリアやディスプレーとして使用されるケースが増えてきている。そこにビジネスチャンスを見いだした相馬さんは、東京から店舗デザインの専門家を招き、りんご木箱を用いたリニューアルをメーンに打ち出した。

 「同センターの理事長がりんご園を経営しているので、そこで使われている木箱を用いた。一人の職人が作っているのでサイズや重さも均一になっている。組み合わせて大きな箱にすることもできる。互い違いに棚を組んでも高さがそろうので都合がよい」と相馬さん。木箱を格安で東京などに出荷して、店舗やイベント会場で使用してもらうプランも思案中という。

 リニューアルに当たり、大鰐特産品の販売コーナーも拡大した。支配人の浅利金利さんは「りんごや温泉もやしはもちろん、大鰐産のトマトを使った限定販売のトマトジュースやドレッシングも自慢。『大鰐でトマト?』と思うような人たちにぜひ買っていってほしい」と話す。

 営業時間は8時~18時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。第3木曜休館(繁忙期は営業)。

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