「A-FACTORY AOMORI CIDRE 弘前吉野町 澱熟成シードルutatane.」について
(1)概要
本シードルは、白ワインの醸造法にヒントを得た「澱活用」技術で醸造されています。 発酵過程で生じる澱※1をタンク内で一緒に熟成させることで、澱由来の旨味やコクが シードルにしっかりと溶け込み、味わいに深みを加えました。
また、タンクで短時間熟成させる工程が、まるで「うたた寝」を楽しむかのような リラックス感を連想させることから、今回「utatane.」という名称を採用。
春の行楽シーズンにふさわしい、気軽に楽しめるシードルとしてぜひご賞味ください。
(2)香り・味わいについて
まず、柑橘系と青りんごのフルーティーな香りが広がり、 次第に花のような上品な香りへと変化します。温度が上がるにつれて、 マスカットのような甘美な香りも感じられるのが特徴です。
酸味とほのかな苦味がバランス良く融合し、アルコール度数7%という程よい 濃厚さも加わることで、非常に調和の取れた味わいに仕上がっています。
特筆すべきは、澱由来の豊かなボディ感。従来のシードルとは一線を画す、 重厚でありながらも爽やかな印象を与えます。
(3)挑戦的なシードルづくり
本シードルは、ワイン醸造技法「シュール・リー」※2に着想を得て開発されました。
一次発酵後のもろみ※3をタンク内で約3ヵ月間、定期的にバトナージュ(櫂入れ)※4 する工程を経て、澱から旨味やコクを抽出。その後、タンク内で二次発酵を実施することで、 複雑で豊かな香りと、天然由来の微細な泡が生み出されています。
さらに、高い酸度を保持しながらも、しっかりとした飲み応えとボリューム感を演出するた めのアルコール度数(7%)の設定や、香り豊かな酵母の厳選など、細部にわたる設計および 醸造技術が惜しみなく投入された、挑戦的なシードルです。
A-FACTORY 弘前吉野町シードル工房について
日本で初めてシードルが本格的に生産され、「日本シードル発祥の地」とされる 青森県弘前市吉野町のれんが倉庫美術館敷地内に2020年4月にオープンした シードル工房。この場所でシードルが醸造されるのは約65年ぶり。
青森市のA-FACTORYシードル工房で培ってきた技術とノウハウを活かし、 「その時にしかない、一期一会のシードルを造りたい」という想いからスタート しました。
シードルの国際品評会「フジ・シードル・チャレンジ」において2020年大会で 最高賞であるトロフィー賞&金賞を受賞しました。
A-FACTORYアオモリシードル弘前吉野町シリーズの主な受賞歴
・2020年 第4回フジ・シードル・チャレンジ「A-FACTORYアオモリシードル弘前吉野町2(ドライ)」トロフィー賞&金賞受賞
・2022年 第6回フジ・シードル・チャレンジ「A-FACTORYアオモリシードル弘前吉野町17(ミディアム)」金賞受賞
・2024年 第8回フジ・シードル・チャレンジ「A-FACTORYアオモリシードル弘前吉野町33(ドライ)」金賞受賞
商品の詳細
■「A-FACTORY AOMORI CIDRE 弘前吉野町 澱熟成シードルutatane.」
・販 売 価 格:2,420円(税込)
・容 量:520ml
・原 材 料:青森県産りんご
・販 売 本 数:約780本 ※なくなり次第終了
・アルコール度数:7%
・概 要:醸造の過程でうまれる澱とともに熟成したシードルです。ドライな味わいと花や甘い果実を想わせる香りをお楽しみ下さい。
販売箇所
■店頭
1.A-FACTORY 1F フードマルシェ https://afactory-abc.com/shop/food-marche/
2.弘前駅 BRICK A-FACTORY https://appliese-abc.com/shop/brick-a-factory/
■ECサイト
1.ヤフーショッピング https://store.shopping.yahoo.co.jp/abc-afactory/yaf-utatane.html
2.JRE MALL https://shopping.jreast.co.jp/products/detail/s015/s015-yaf-utatane-520
※補足
※1澱・・・製造過程で自然に発生する、りんごの成分の濃い部分。時間と共に徐々に沈殿し、固形物として表れます。
※2シュール・リー・・・フランス語で「澱(おり)の上」を意味するワインの醸造方法。澱と一緒に熟成させることで、ワインに旨みや風味、複雑さを加えます。
※3もろみ・・・原料が発酵している状態。
※4バトナージュ・・・バトナージュは白ワインの製造工程で、櫂や棒を使ってタンクにできる澱やもろみを丁寧に混ぜます。