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青森・田舎館にコーヒー専門店「ピノ」 田園地域で本格コーヒー提供

店主の松山貴行さん

店主の松山貴行さん

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 青森・田舎館に4月24日、コーヒー専門店「PINO Coffee Roaster(ピノコーヒーロースター)」(田舎館村東光寺、TEL 0172-55-7553)がオープンした。

ドリップでコーヒーを淹れる松山さん

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 「コーヒーを気軽に楽しんでほしい」という店主・松山貴行さんの思いからオープンした同店。店内では自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を使い一杯一杯ドリップするコーヒーやエスプレッソを味わうことができる。

 松山さんは「イタリア旅行に行った際、イタリア人は1日に同じバール(軽食喫茶店、酒場)で何杯もコーヒーを飲むような習慣があった」と振り返る。青森にもイタリア人のようなバール文化を根付かせていければと意欲を見せる。

 東京で菓子メーカーの喫茶部門で働いた松山さん。帰郷後は「成田専蔵珈琲店」(弘前市城東北)で働き、コーヒーの経験を積んだ。コーヒーの魅力を松山さんは「スタイルやコーヒー豆の原産国といった違いで味も多種多様にあること」と話す。

 店舗面積は12坪、客席数は11席。カウンターの高さにはこだわったという松山さん。「コーヒーを立ち飲みしやすく、エスプレッソマシンやドリップの様子が見えやすい高さにした。店名のピノはイタリア語で松を意味する。自分の名前からつけた」と明かす。

 メニューは使う豆が日によって異なるドリップコーヒー(400円)、エスプレッソ(250円)、カプチーノ(400円)、カフェモカ(450円)など。アイスメニューもあり、テークアウトにも対応する。コーヒー豆の販売(100グラム=500円~)も行う。

 松山さんは「弘前や黒石といった市街地での出店も考えたが、焙煎する際に出る煙などを考慮して断念した。周囲が田んぼと畑しかない田園地域であることは自分らしい出店と思うが、車の往来は多いのでチャンスはある。農家さんでも作業の合間に立ち寄ってもらえるような店にしたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。水曜、第4木曜定休。

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