青森・西目屋の乳穂ヶ滝(におがたき)が2月21日、4年ぶりに氷結した。
高さ33メートルの直瀑(ちょくばく)型の同滝は、厳冬期になると氷結する。古来より作物農凶占いの手掛かりとして信仰され、現在では毎年2月の第3日曜に「乳穂ヶ滝氷祭」を開催し、氷結具合から農凶占いを行っている。
今年は2月18日に「乳穂ヶ滝氷祭」を開催。同日は氷結までおよそ1メートル届かず、氷結には至っていなかった。今回の氷結は、2014年2月25日以来となる。
目屋観光協会の西澤直人さんは「今年は一度崩れたが再び伸び始めた。再度氷結するのは過去にあまり例がない。まだ一部の氷結だが、今年は土台がしっかりと成形されているため、明日明後日の冷え込みで完全に氷結すれば春まで見られるようになる」と期待を寄せる。
氷結に合わせてライトアップを延長するという。18日までの予定だったが、氷結具合を見てライトアップは続ける。西澤さんは「西目屋村のホームページで滝の様子は毎日更新している。事前にご確認いただければ」とも。
ライトアップ点灯時間は16時30分~22時。