弘前公園(弘前市下白銀)で10月20日、紅葉の夜間ライトアップが始まった。
1000本のカエデと2600本の桜を植栽し、城門や堀といった歴史的建造物との組み合わせを紅葉と共に見られる同公園。ライトアップは「弘前城菊と紅葉まつり」の一環で祭り期間中は園内で作品展やステージイベントなども展開する。
ライトアップに使う照明機器は約200台。ネット上では毎年、ライトアップの写真が投稿され、話題を集める。今年は10月13日に藤崎出身のアマチュア写真家・成田理力さん(ツイッターアカウント「チカ@chicadayon」)が「弘前公園の夜、その妖しさに魅了される」と昨年撮影した写真をツイッターで投稿したところ、1万2000を超えるリツイート、約3万の「いいね」が寄せられた。
成田さんは「弘前公園はインスタ映えするフォトジェニックな場所が多く、SNSに求められる要素にマッチしたのではないか。ツイッターでは思いのほか大きな反響があってうれしいことはもちろんだが、弘前公園の魅力がさらに広まってくれればうれしい」と話す。
弘前市公園緑地課の海老名雄次さんは「今年の紅葉は昨年に比べると色づきが早く、見ごろは10月25日ころと予想している。ネットの写真ではなく、実際に足を運んでいただき、弘前公園の美しい紅葉を体験していただければ」と来場を呼び掛ける。
点灯時間は日没~21時。11月12日まで。