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青森・鶴田に地産ブドウ使うワイナリー「ワノワイナリー」 カフェも併設

ワノワイナリーのカフェスペース

ワノワイナリーのカフェスペース

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 青森・鶴田町にある「陸奥鶴田」駅近くに10月11日、ワイナリー&カフェ「ワノワイナリー」(鶴田町鶴田小泉、TEL 0173-23-5703)がオープンした。

12月以降から稼働予定のワイナリー

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 スチューベンぶどうの生産量日本一を誇る鶴田町。町内産のブドウでワインを醸造するワイナリー建設を目的に2015年、任意団体「鶴田町ワイン・ワイナリー研究会」が設立した。同ワイナリー&カフェは同研究会の八木橋英貴さんが開業した。

 鶴田出身の八木橋さんは東京の会計事務所で働いていたが、父親のブドウ畑を継ぎ、約10年前からブドウ作りを始めた。現在も冬の農閑期に東京へ戻り、元の勤め先で働いているという。「ブドウを作るだけでは収入面が難しく、付加価値を付けて差別化を図っていきたかった」と八木橋さん。

 開業について「スチューベンはワインに向かない品種だが可能性を感じていた。鶴田の新しい産業となるようなワインを造っていきたい」と意欲も見せる。

 併設するカフェの開業は地元出身でパティシエ経験のある奈良一江さんとの出会いから。八木橋さんは「当初はワイナリーだけの予定だったが、奈良さんと意気投合し、ブドウを中心に地産の食材を生かしたスイーツメニューを提供するようにした」と話す。

 カフェスペースは約5坪で客席数は18席。ベイクドチーズケーキ、季節のタルト(以上450円)、シュークリーム(300円)といったケーキメニューのほか、コーヒー(350円)、カフェラテ(400円)などのドリンクメニューも用意する。奈良さんは「プレオープン時から売り切れが出るほどの期待があり、これからも期待に応えられるように頑張っていきたい」と笑顔を見せる。

 八木橋さんは「11月以降から地産のスチューベンを使ったワインを仕込む。実際にワインが飲めるのは12月以降」と期待を寄せる。「ワインだけでなく、奈良さんと一緒に新しいスイーツも生み出すことができれば」とも。

 営業時間は10時~18時。

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