弘前のカフェ「集会所indriya(インドリヤ)」(弘前市紙漉町、TEL 0172-34-6858)が10月7日、オープン5周年を迎えた。
「カフェを併設した21世紀型集会所」がコンセプトの同店。青森県産の野菜を使った料理をメインに提供するベジカフェと、ヨガや津軽こぎん刺しのワークショップなどの教室やイベントを開催する集会所を併設する。
店主の大西晶子さんは元高校教師。人との関わりを大切にし、世代や立場を問わず人が集まれる場所を作りたいとの思いから、21年間の教師生活を経て同店をオープンしたという。
大西さんは「当初、教師を辞めるつもりはなかったが、プロジェクトが進んでいくにつれ、自分のやりたいことは自分にしかできないと考え、一念発起した。対象が子どもから大人に変化しただけで、人と接することには変わらない」と話す。
メニューは、脱穀ごはんと8点以上のおかずをセットにした「週替わりべじごはん」(880円、ドリンク付き=980円、デザート付き=1,240円)をはじめ、おからコンニャクを使った「べじストロガノフ」(880円)、自家製ジャムトースト(550円)、穀類パンケーキ(680円)を用意する。ドリンクメニューは、コーヒー(420円)、カフェオレ(480円)など。食事メニューは栄養士と相談して栄養バランスを考え、肉や魚を使わず野菜を中心に国内産、無農薬、無添加を心掛けているという。
集会所について、大西さんは「レンタルスペースではなく、持ち込み企画を一緒に立案して実行したり、人との交流を図ったりする場所。さまざまな教室やイベントを開いており、自分自身が楽しんでいる」と笑顔を見せる。「利用をご希望の際は気軽に相談していただければ」とも。
「気がつくと5年もたっていて驚いた」と大西さん。「苦労したこともあるが、人が好きで、人に興味があるので、苦労も幸せもすべて『人』で楽しい。5年でたくさんの優しさに触れ、ますます人が好きになった。今後も時代に合わせて進化しながら考えていきたい」と話す。
営業時間は11時~18時。日曜・祝日定休。