青森・田舎館(いなかだて)村の田んぼアートが現在、黄金色に色づき始め、見頃を迎えている。
13種7色の稲を使って図柄を描く同村の田んぼアート。遠近法を使い、展望する場所から絵が立体的に見えるように下絵を描くのが特徴。今年のテーマは、第1会場が「ヤマタノオロチとスサノオノミコト」、第2会場が「桃太郎」。
田植え直後は苗で2色にしか見えない田んぼアートだが、成長した7月中旬から8月中旬にかけて7色となり見ごろを迎える。秋になると稲は黄金色となり、同村の企画観光課・浅利高年さんは「セピア色の味わいのある色づきになる」と自信を見せる。
会場では、来場者から驚きや感動の声が上がり、黄金色に色づいた田んぼアートにカメラなどを向ける人の姿があった。
浅利さんは「今年は予想通りの色づきで、台風や雨風の影響も少ない年となった。田んぼアートは1年限りの作品であるため、生で見られるのは今だけ。10月1日には背景だけを刈り取り、違った立体感のある田んぼアートになるので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。
入場料は大人=300円、小学生=100円。10月9日まで。第2田んぼアート会場は10月10日以降も開放する(入場料は、大人=200円、小学生=100円)。未就学児無料。10月9日まで。