青森県立美術館シアター(青森市安田近野)で9月24日、ダンス・パフォーマンス公演「The Little Match Girl ~マッチ売りの少女~」が開催される。
小学5年生から高校1年生まで10人で構成する「DREAMER(ドリーマー)」6期生が行う同公演。毎回オーディションで選考された津軽地域在住の子どもたちが参加する。6期生リーダーの小島由藍さんは最年少で参加した1期生でもあり、メンバーには手踊り経験のある子どももいるという。
毎年演目が違ったが、「マッチ売りの少女」は第1期生と同じ。主催するひろさき芸術舞踏実行委員会の岩渕伸雄さんは「リメーク作品となるが、まったく新しい内容になる」と話す。
練習は7月から始まり、子どもたちの夏休みを活用し、3カ月にわたって行う。岩渕さんは「ダンスの振り付けやパフォーマンスを自主的に考させて、講師がサポートするといったスタイルで練習している。1人が複数の役を演じ、背景や舞台の脇で行うそれぞれの動きも子どもたちに考えさせている」と話す。
子どもたちが舞台芸術に関わる機会を増やそうと始まった同事業。過去の参加メンバーの中には、芸能界へ進んだりダンスの全国大会で優勝したりする子もいるという。「次世代のパフォーマーを育てるという目的で始めた側面もあり、小さい子どもに見てもらって体を使った表現に興味をもってほしい」と岩渕さん。
公演時間は約75分。同シアターのほか、10月21日・22日はスペースデネガ(弘前市上瓦ヶ町)でも上演を行う。
18時開場、18時30分開演。チケットは1,500円(10月21日、22日=1,000円)。まちなか情報センター(弘前市土手町、TEL 0172-31-5160)で取り扱う。