市浦大沼公園(青森県五所川原市)で8月26日・27日、リサイクルイベント「#8 Cleaning Day(クリーニングデイ)津軽 公園再生プロジェクト」が開催される。
リサイクルのハードルを下げることを目的にフィンランドで始まったという同イベント。当日は、「アップサイクル・マーケット」をコンセプトに、モノを再利用するリユースやリサイクルだけでなく、モノに新しい価値や有用性を見いだす取り組みを展開する。
青森開催は今年で8回目。同日、全国13エリア約50会場で「クリーニングデイ」を開催する。
実行委員会の梶浦武也さんは「家を建て直した際、古い家にあったモノの処分方法に困っていた。インターネットでクリーニングデイを見つけたのが開催のきっかけ」と振り返る。
屋外での開催は今回が初めて。梶浦さんは「これまではショッピングモールELM(唐笠柳藤巻)で開いていたが、年々規模が拡大し、新しい場所を探していたところ、市浦大沼公園が条件として整っていた。日本一の長さを誇る屋根付木橋がある同公園は県内でも知る人は少なく、このエリアをまるごと『アップサイクル』することも今回の目的の一つ」と話す。
当日は過去最多という約60店が出店し、秋田や東京からの出店もあるという。会場ステージでは地元アーティストが出演するほか、飛び入り参加にも対応する。各ブースでは物販やワークショップなどを行うほか、道の駅・十三湖高原トーサムグリーンパーク(相内実取)では「シジミすくい」などを行う。
梶浦さんは「出店者はモノを売ることが目的ではなく、楽しむことを目的にしている。当イベントではここでしか手に入らない津軽の伝統工芸や作品などもある。気軽な気持ちでお越しいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。