弘前市内の飲食店や施設で7月24日、「平成まんじ札」の配布が始まった。企画は弘前青年会議所(弘前市東長町、TEL 0172-34-4458)。
記念品となる巻物。表面は集めたまんじ札を貼ることができ、裏面には古地図が描かれている
「平成まんじ札」は1984(昭和59)年から5年間にわたって配布された「まんじ札」の復刻版で、配布は今年で6年目。
大きさは横5センチ、縦15センチで、千社札(せんじゃふだ)を真似たシールとなり、各店舗や施設に設置している。デザインは設置店舗名や施設名でそれぞれ異なる。全40種類。
弘前青年会議所の石岡伸さんは「街を歩きながら収集してもらい、弘前の良さに気づいてもらいたい」と話す。子どもの夏休み期間に合わせて配布を始めたこともあり、配布初日には営業前の店に並ぶ親子連れの姿も多く見られた。
まんじ札は各400枚を設置し、無くなり次第終了する。全てのまんじ札を集めると、記念品として縦47センチ、横110センチの平成まんじ札を貼ってコレクションできる巻物を進呈する。巻物の裏面には1869(明治2)年に描かれたという弘前城周辺の古地図が描かれている。先着100人まで。
配布開始の翌日には、40枚すべて集め終わった参加者たちが、巻物を手に入れようと、弘前青年会議所に20人近くが訪れたという。
石岡さんは「過去にない反響。収集したアンケートによると初参加者が目立ち、思っていたより楽しめた、ライバルの人たちがみんなやさしく交流もできたとの声があった」と話す。
記念品の交換対応時間は10時~16時。8月31日まで。